クリップオンフラッシュ
別売のクリップオンフラッシュを使うと、大光量の撮影ができます。別売のクリップオンフラッシュには、同調速度よりも高速シャッターに対応するFP(ハイスピードシンクロ)発光対応の製品や、単灯フラッシュとしてだけでなく、ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュとしてもご使用いただける製品もあります。
カメラでメニューを表示しているときなど、フラッシュのテスト発光ができない場合があります。
赤目補正について
暗い場所でフラッシュ撮影したときに、フラッシュの光が目の中で反射することにより瞳が赤く写る現象を「赤目現象」といいます。赤目現象を補正したいときは、Fフラッシュ設定 > 赤目補正 を OFF 以外に設定します。Gフォーカス設定 > 顔検出/瞳AF設定の顔検出 を ON に設定する必要があります。
フラッシュ使用時のシャッタースピードについて
フラッシュ撮影したときのシャッタースピード同調速度は1/250秒以下です。
別売フラッシュについて
このカメラでは、別売の富士フイルム製クリップオンフラッシュが使用できます。
他社製のフラッシュをお使いになるときのご注意
カメラのホットシューに300V以上の電圧がかかるフラッシュは使用できません。
クリップオンフラッシュ・シンクロターミナルを設定する
-
使用するフラッシュをカメラに接続します。
-
撮影メニューの Fフラッシュ設定 > フラッシュ機能設定 を選びます。
カメラに接続しているフラッシュの状態により、表示されるメニューや設定可能な項目が異なります。
フラッシュ設定 説明 EF-X8 別売のクリップオンフラッシュEF-X8を接続して、ポップアップしている場合に表示されます(aEF-X8)。 シンクロターミナル シンクロターミナルにフラッシュを接続して使用する際の設定です。EF-X8を接続してポップアップしていない場合や、ホットシューに何も接続されていない場合、またはカメラに対応したクリップオンフラッシュ以外が接続されている場合は、シンクロターミナルの設定画面が表示されます(aシンクロターミナル)。 クリップオンフラッシュ 別売のクリップオンフラッシュ(EF-X8を除く)を接続して、電源を入れている場合に表示されます(aクリップオンフラッシュ)。 MASTER(光通信) 富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応したマスターフラッシュを使用するときに表示されます。光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応している別売のクリップオンフラッシュを接続して、電源を入れている場合に表示されます(aMASTER(光通信))。 -
フラッシュの設定を変更します。
efgh で変更する項目を選び、リアコマンドダイヤルで設定値を変更します。
-
DISP/BACK ボタンを押します。
フラッシュモードが設定されます。
EF-X8
別売のクリップオンフラッシュEF-X8では、以下の項目を設定できます。
項目 | 設定/説明 |
---|---|
Aモード |
フラッシュの発光モードを選びます。
|
B調光補正/発光量 |
フラッシュの調光補正または発光量を設定します。設定値は選択している発光モードによって異なります。 |
C TTLモード |
TTL撮影の発光モードを選びます。カメラの撮影モード(P、S、A、M)によって選択可能な設定が異なります。
|
D同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。
|
シンクロターミナル
別売のクリップオンフラッシュを使用していないときに表示されます。
項目 | 設定/説明 |
---|---|
Aモード(発光モード) |
ホットシューX接点(シンクロターミナル)からトリガー信号を発行するかどうかを選びます。
|
B同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。
|
シンクロターミナルについて
シンクロコードを必要とするフラッシュをお使いになるときは、シンクロコードをシンクロターミナルに接続してください。
クリップオンフラッシュ
別売のクリップオンフラッシュを使用するときに表示されます。
項目 | 設定/説明 |
---|---|
Aモード |
フラッシュに設定されている発光モードが表示されます。カメラで発光モードを変更できるフラッシュをご使用の場合は、発光モードを選択することができます。表示される内容や設定可能な項目はご使用されているフラッシュにより異なります。
|
B調光補正/発光量 |
|
C TTLモード |
TTL撮影の発光モードを選びます。カメラの撮影モード(P、S、A、M)によって選択可能な設定が異なります。
|
D同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。
|
Eズーム設定 |
照射角ズームに対応したフラッシュをご使用の場合に照射角設定が表示されます。カメラで設定変更が可能なフラッシュをご使用の場合は、照射角ズームを設定できます。AUTO の設定では、カメラに取り付けているレンズの焦点距離に応じて自動で照射角が変更されます。 |
F配光設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、撮影画角に対するフラッシュ光の配光(照射角)特性を変更できます。
|
GLEDライト設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、フラッシュ内蔵のLEDライトの用途を設定できます。
|
GTIMES * |
モード が Multi のときに、1回の撮影における発光回数を設定します。 |
HHz * |
モード が Multi のときに、発光周波数を設定します。 |
* フラッシュの能力を超えた設定を行った場合は、フラッシュ側で設定が調整される場合があります。
MASTER(光通信)
富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュを接続している場合に表示されます。
富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムでは、マスターフラッシュとリモートフラッシュ間の光通信チャンネルをCH1~CH4から設定することができます。近隣で本フラッシュシステムを使用している場合の混信による誤動作を防いだり、複数のフラッシュシステムを使い分ける際に便利です。
また、システムを構成するフラッシュをA、B、Cの3つのグループに分けて、グループごとに発光モード、発光量を設定できます。
項目 | 設定/説明 |
---|---|
AAグループモード BBグループモード CCグループモード (発光モード) |
それぞれのグループの発光モードを設定します。A、Bグループは TTL/TTL%/M/Multi/OFF から選択できます。Cグループは TTL/M/Multi/OFF から選択できます。
|
DAグループ調光補正/発光量 EBグループ調光補正/発光量 FCグループ調光補正/発光量 (発光強度) |
グループごとに設定されるモードに応じて、調光補正や発光強度が設定できます。
補正量、発光強度の設定がフラッシュの調整能力を超える場合には、十分に調整できない場合がありますので、実際の撮影画像で確認してください。 |
GTTLモード |
TTL撮影の発光モードを選びます。カメラの撮影モード(P、S、A、M)によって選択可能な設定が異なります。
|
H同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。
|
Iズーム設定 |
照射角ズームに対応したフラッシュをご使用の場合に照射角設定が表示されます。また、ご使用のフラッシュによっては、カメラで照射角ズームを設定できます。AUTO の設定では、カメラに取り付けているレンズの焦点距離に応じて自動で照射角が変更されます。 |
J配光設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、撮影画角に対するフラッシュ光の配光(照射角)特性を変更できます。
|
KMASTER設定 |
モード が TTL、TTL%、M のときに、富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュとして使用する際の、発光グループを設定できます。富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応したクリップオンフラッシュを接続している場合に設定できます。
|
KTIMES |
モード が Multi のときに、1回の撮影における発光回数を設定します。 |
LCH設定 |
マスターフラッシュとリモートフラッシュ間の光通信チャンネルを設定します。近隣で本フラッシュシステムを使用している場合の混信による誤動作を防いだり、複数のフラッシュシステムを使い分けたりする際に便利です。 |
LHz |
モード が Multi のときに、発光周波数を設定します。 |