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撮影時の設定を設定できます。


撮影画面で MENU/OK ボタンを押して、A(撮影設定)タブを選びます。

メニューに表示される項目は、撮影モードによって異なります。

ドライブ設定

ドライブモードの設定を変更できます。

設定 説明
BKT設定 ドライブモードが BKT のときのブラケティングの種類やそれぞれの設定を変更できます(aBKT設定)。
CH 高速連写

ドライブモードが CH(高速連写)のときの連写速度を設定します。電子シャッター使用時の表示フレームレートは、1.25Xクロップ の連写速度選択時は60fps、それ以外は40fpsになります。

設定値

  • 30fps(1.25X クロップ) R *1
  • 20fps(1.25X クロップ) R *1
  • 10fps(1.25X クロップ) R *1
  • 20fps R *1
  • 15fps *2
  • 10fps

*1  電子シャッター使用時のみ選べます。

*2  メカニカルシャッター使用時のみ選べます。

CL 低速連写

ドライブモードが CL(低速連写)のときの連写速度を設定します。

設定値

  • 3.0fps
  • 5.0fps
  • 7.0fps *
  • 8.0fps

 *  電子シャッター使用時は6.6fpsで撮影します。

HDRモード 一度シャッターボタンを押すと明るさの異なる3枚の画像を撮影し、1枚の画像に合成します。白飛びや黒つぶれの少ない画像を撮影できます(aHDR撮影)。
ADV. フィルター設定 ドライブモードが ADV. のときのフィルター効果を設定します(aアドバンストフィルター撮影)。

BKT設定

ドライブモードが BKT のときのブラケティングの種類やそれぞれの設定を変更できます。

BKT選択

ドライブモードが BKT のときのブラケティングの種類を選びます。

ブラケティングの種類
OAEブラケティング VホワイトバランスBKT
WISOブラケティング YダイナミックレンジBKT
XフィルムシミュレーションBKT ZフォーカスBKT

AEブラケティング

BKT選択OAEブラケティング のときの撮影コマ数などを設定できます。

サブメニュー 内容
コマ数/ステップ数設定

AE ブラケティングで撮影するコマ数と明るさの変化量(ステップ数)を設定できます。

  • コマ:撮影するコマ数を選びます。
  • ステップ:明るさの変化量を選びます。
1 コマ/連続

AEブラケティング撮影時にシャッターボタンを押したときの機能を設定できます。

  • 1コマ:シャッターボタンを押すたびに1枚ずつ撮影します。
  • 連続:シャッターボタンを1度押すと、コマ数/ステップ数設定 の設定にしたがって連続撮影します。
撮影順序設定 AEブラケティングの撮影順序を設定できます。

ISOブラケティング

BKT選択WISOブラケティング のときの変化量を設定します。

設定値
±1/3 ±2/3 ± 1

フィルムシミュレーションBKT

BKT選択XフィルムシミュレーションBKT のときに撮影する3枚の画像に対するフィルムシミュレーションの設定をそれぞれ設定します(aフィルムシミュレーション)。

ホワイトバランスBKT

BKT選択VホワイトバランスBKT のときの変化量を設定します。

設定値
± 1 ± 2 ± 3

フォーカスBKT

フォーカスBKT撮影の方法を マニュアルAUTO で選べます。

  • マニュアル を選ぶと、次の項目を手動で設定できます。

    サブメニュー 内容
    コマ数 撮影するコマ数を選びます。
    ステップ ピントの変化量を選びます。
    撮影間隔 次の撮影までの時間を選びます。

    コマ数/ステップとピント位置の関係について

    コマ数/ステップ とピント位置の関係は図のようになります。

    Aステップ

    Bコマ数

    C撮影開始位置

    • ピント位置は、撮影開始位置から無限遠側に向かって移動します。
    • ステップ の数値が小さいとピント位置の間隔は狭くなり、大きいと広くなります。
    • ピント位置が無限遠に到達すると、コマ数 の設定に関わらず撮影を終了します。
  • AUTO を選ぶとカメラが コマ数ステップ を自動で設定します。

    1. 撮影メニューからA撮影設定 > フォーカスBKT設定 を選び、MENU/OK ボタンを押します。

    2. AUTO を選んでから、撮影間隔 を設定します。

      撮影画面が表示されます。

    3. 被写体のもっとも手前にピントを合わせて MENU/OK ボタンを押します。

      距離指標上に A が設定されます。

      もっとも遠い方を先に設定しても、ピントを合わせる範囲は変わりません。

    4. 被写体のもっとも遠い方にピントを合わせて DISP/BACK ボタンを押します。

      距離指標上に B が設定され、ピントを合わせる範囲(AB の間)が設定されます。

      DISP/BACK ボタンの代わりに MENU/OK ボタンを押して再度 A を設定することもできます。

    5. 撮影します。

      カメラが コマ数ステップ を自動で設定します。撮影コマ数は撮影画面に表示されます。

スポーツファインダーモード

撮影画面をクロップし、枠内を撮影します。スポーツや鳥など動く被写体を撮影する場合に便利です。

設定 説明
ON 画面内に画角1.25倍相当のフレーム(枠)が表示され、フレーム(枠)内をクロップして撮影します。
OFF クロップ撮影しません。

撮影メニューの H画質設定 > 画像サイズP サイズのみ選べます。

電子シャッターで撮影可能なモードのときは使用できません。

プリ撮影sJ

シャッターボタンを全押ししてから撮影画像がメモリーカードに記録されるまでのタイムラグを抑えるために、シャッターボタンを半押しした時から電子シャッターによる撮影を開始し、全押し直前の画像から連写した画像をメモリーカードに記録します。

設定値
ON OFF

連写設定が CH(高速連写)で s電子シャッターのときにプリ撮影を行います(aシャッター方式)。

セルフタイマー

シャッターボタンを全押ししてからセルフタイマーが開始されるまでの時間を設定できます。

  • 画面には、シャッターがきれるまでの秒数が表示されます。
  • タイマーを途中で止めるには、DISP/BACK ボタンを押します。

設定 説明
R2秒 シャッターボタンを全押ししてから2秒後にシャッターがきれます。シャッターボタンを押すときにカメラが動くのを防ぐときなどに使用します。セルフタイマー開始と同時にカメラ前面のセルフタイマーランプが点滅します。
S10秒 シャッターボタンを全押ししてから10秒後にシャッターがきれます。撮影者を含めた集合写真を撮影するときなどに使用します。カメラ前面のセルフタイマーランプが点灯し、撮影直前に点滅します。
OFF セルフタイマーを使用しません。

シャッターボタンを押すときは、レンズの前に立たないでください。ピントが合わなかったり、適正な明るさにならなかったりすることがあります。

セルフタイマー設定は、電源をオフにすると自動的に解除されます。

セルフタイマー設定保持

ON のときは、セルフタイマー撮影後に続けてシャッターボタンを押すと、設定されている時間でセルフタイマー撮影できます。また、電源をオフにしても セルフタイマー の設定は維持されます。

設定値
ON OFF

セルフタイマーランプ

ON にするとセルフタイマー撮影中にセルフタイマーランプが点滅します。夜景を撮影するときなどは OFF に設定してください。

設定値
ON OFF

インターバルタイマー撮影

設定した時間ごとに自動撮影するインターバルタイマー撮影の 撮影間隔撮影回数 を設定できます。

  1. 撮影メニューから A撮影設定 > インターバルタイマー撮影 を選び、MENU/OK ボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影の設定画面が表示されます。

  2. efgh で撮影間隔と撮影回数を設定し、MENU/OK ボタンを押します。

    開始時間設定画面が表示されます。

  3. efgh で開始時間を設定し、MENU/OK ボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影が開始されます。

バルブ撮影、多重露出撮影のインターバルタイマー撮影はできません。また、連写でインターバルタイマー撮影すると、1回の撮影は1コマ撮影となります。

三脚のご使用をおすすめします。

撮影中のバッテリー切れに注意してください。ACパワーアダプターAC-5VJをご使用ください。

インターバルタイマー撮影中は画面の表示が消えます。撮影の数秒前になると画面表示が復帰します。

画面の表示が消えているときにシャッターボタンを押すと、画面表示が復帰します。

撮影回数を に設定すると、インターバルタイマー撮影設定前の画面に表示されていた撮影可能枚数まで撮影します。

インターバルタイマー撮影露出平準化

ON にすると、インターバルタイマー撮影時にカメラが自動で露出を調整し、直前に撮影された画像と明るさが大きく変化しないようにします。

設定値
ON OFF

被写体の明るさが大きく変化するときは、露出が安定しないように見えることがあります。その場合、インターバルタイマー撮影撮影間隔 を短くすることをおすすめします。

マニュアル(M)撮影のときは、感度が A(オート)のときのみ露出の平準化を行います。

測光

カメラが被写体の明るさを測定する方法を変更できます。撮影状況により、適正な明るさ(露出)にならないときに使用します。

測光モードを変更するときは、Gフォーカス設定 > 顔検出/瞳AF設定OFF にしてください。

設定 説明
oマルチ 被写体の輝度分布や色、背景や構図などの情報を瞬時にカメラが判断し、さまざまな撮影状況で適正な露出が得られます。通常の撮影では、o(マルチ)をおすすめします。
p中央部重点 撮影画面の中央部を重点的に測光して露出値を決定します。
vスポット 画面中央部約2%部分の露出が最適になるように測光します。逆光時など、被写体と背景の明るさが大きく異なるときなどに使用します。
wアベレージ 画面全体を平均して測光します。構図や被写体により露出が変化しにくい特長があり、白や黒の服を着た人や風景の撮影などに使用します。

シャッター方式

使用するシャッター方式を変更できます。電子シャッターを使用すると、シャッター音を消して撮影することもできます。

設定 説明
tメカニカルシャッター メカニカルシャッターで撮影します。
s電子シャッター 電子シャッターで撮影します。
t電子先幕シャッター カメラが状況に応じて 電子先幕 または メカニカルシャッター で撮影します。
uメカニカル+電子 カメラが状況に応じて メカニカル または 電子シャッター で撮影します。
v電子先幕+メカニカル カメラが状況に応じて 電子先幕 または メカニカルシャッター で撮影します。
w電子先幕+メカニカル+電子 カメラが状況に応じて 電子先幕メカニカル電子シャッター のいずれかを使って撮影します。

s電子シャッターuメカニカル+電子w電子先幕+メカニカル+電子 のいずれかに設定すると、シャッタースピードダイヤルを 8000 にしたあとにリアコマンドダイヤルで、より高速のシャッタースピードを選べます。

電子シャッター使用時は、以下のことにご注意ください。

  • 動いている被写体を撮影すると、画像が歪んで撮影される場合があります。
  • 高速シャッター使用時においても、手持ち撮影すると画像が歪んで撮影される場合があります。三脚のご使用をおすすめします。
  • 瞬間的な光や、蛍光灯などの照明下では、帯状のムラが撮影されることがあります。
  • シャッター音を消して撮影できますが(aシャッター音量)、被写体のプライバシーや肖像権などに十分ご配慮の上、お客様の責任でお使いください。

電子先幕シャッター使用時は、以下のことにご注意ください。

シャッタースピードが高速になるほど露光ムラが大きくなり、被写体のボケ像が欠けて写ることがあります。

電子シャッター使用時は、以下の機能制限があります。

  • 拡張感度は使用できません。
  • 電子シャッターで撮影されるときは、長秒時ノイズ低減は機能しません。
  • フラッシュは発光しません。

フリッカー低減

蛍光灯などの照明下で画面や画像に発生するちらつき(フリッカー現象)を低減します。

設定 説明
全コマ 全コマでフリッカー低減処理を行います。1コマ目のみでフリッカー低減処理を行う場合に対し、連写速度が遅くなります。
1コマ目のみ 1コマ目のみでフリッカー低減処理を行い、2枚目以降(連写時)はその処理を継続します。連写中にフリッカーが見えてきてしまう事があります。
OFF フリッカー低減を行いません。

フリッカー低減を使用すると、撮影にかかる時間が長くなります。

電子シャッターでは、フリッカー低減OFF になります。

動画撮影では、使用できません。

ブレ防止モード

手ブレを軽減します。

設定 説明
常時 常に手ブレ軽減を行います。
撮影時 撮影される瞬間のみ手ブレ軽減を行います。フォーカスモードが C のときは、シャッターボタン半押し時も手ブレを軽減します。
OFF 手ブレ軽減を使用しません。三脚使用時などカメラが固定されている場合は、ブレ防止モードOFF にしてください。OFF のときは、xが表示されます。

レンズに手ブレ補正のスイッチ(OISスイッチ)がある場合、レンズ側の設定が優先されます。

手ブレ補正機能が動作すると、振動や動作音を感じることがあります。

感度AUTO設定

ISO感度を A(オート)に合わせたときの 基準ISO感度上限ISO感度低速シャッター限界 を設定できます。AUTO1AUTO2AUTO3 にそれぞれ異なった値を設定できます。

設定値

設定 設定値
基準ISO感度 160 ~ 12800
上限ISO感度 400 ~ 12800
低速シャッター限界 1/500 ~ 1/4秒、AUTO

工場出荷時の設定値

設定 AUTO1 AUTO2 AUTO3
基準ISO感度 160
上限ISO感度 800 1600 3200
低速シャッター限界 AUTO

基準ISO感度上限ISO感度 を設定すると、その範囲内で最適な露出になるようにカメラが自動的にISO感度を設定します。また、低速シャッター限界 では、ISO感度が自動で切り替わるシャッタースピードの低速側の限界値を設定できます。

上限ISO感度 よりも 基準ISO感度 を高く設定している場合は、上限ISO感度 で設定されているISO感度で撮影されます。

基準ISO感度上限ISO感度 の範囲内でも最適な露出が得られない場合は、低速シャッター限界 で設定したシャッタースピードよりも遅くなる場合があります。

低速シャッター限界AUTO にすると、レンズの焦点距離に応じてカメラが自動的に低速シャッター限界の値を設定します(手ブレ補正のON/OFFによって、設定は変わりません)。この時のシャッタースピードの目安は、「1/焦点距離」秒になります。

多重露出

多重露出撮影 で撮影した複数の画像をどのように合成するかを選べます。

設定 説明
ON

多重露出の設定を選んで、多重露出撮影を行います。

  • 加算:撮影した画像の露出を加算して合成します。合成する枚数に応じてマイナスの露出補正をしてください。
  • 加算平均:重ね合わせた画像の露出が適正になるように自動的に露出を補正して合成します。同じ構図で撮影したときは背景が適正露出になるように補正されます。
  • 比較(明):重ね合わせた画像の同じ位置を比較して、もっとも明るい部分が残るように合成します。色や明るさによって色が混ざることがあります。
  • 比較(暗):重ね合わせた画像の同じ位置を比較して、もっとも暗い部分が残るように合成します。色や明るさによって色が混ざることがあります。
OFF 多重露出撮影を行いません。

一度に9枚の画像まで合成することができます。

xFワイヤレス通信

無線LANを使ってスマートフォンと通信できます。スマートフォンと通信すると、以下の機能が使用できます。

  • スマートフォンを操作して、カメラで撮影
  • カメラからスマートフォンに画像を送信
  • スマートフォン側でカメラ内の画像を閲覧/取り込み
  • スマートフォンで取得した位置情報をカメラに送信

これらの機能を使用するには、スマートフォンにあらかじめ最新のスマートフォンアプリケーション「FUJIFILM Camera Remote」をインストールしておく必要があります。

「FUJIFILM Camera Remote」については、以下のサイトをご覧ください。

aFUJIFILM Camera Remote