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撮影時の設定を設定できます。


撮影画面でMENU/OKボタンを押して、(撮影設定)タブを選びます。

メニューに表示される項目は、撮影モードによって異なります。

ドライブ設定

ドライブモードの設定を変更できます。

設定 説明
BKT設定
BKT設定
ドライブモードがBKTのときのブラケティングの種類やそれぞれの設定を変更できます。
CH 高速連写

ドライブモードがCH(高速連写)のときの連写速度を設定します。

設定値
14fps
11fps
8.0fps

14fpsは電子シャッター使用時のみ、11fpsは電子シャッター使用時またはパワーブースターグリップ装着時のみ選べます。

CL 低速連写

ドライブモードがCL(低速連写)のときの連写速度を設定します。

設定値
5.0fps
4.0fps
3.0fps
ADV. フィルター設定 ドライブモードがADV.のときのフィルター効果を設定します(アドバンストフィルターの種類)。

BKT設定

ドライブモードがBKTのときのブラケティングの種類やそれぞれの設定を変更できます。

設定 説明
BKT選択

ドライブモードがBKTのときのブラケティングの種類を選びます。

ブラケティングの種類
AEブラケティング
ISOブラケティング
フィルムシミュレーションBKT
ホワイトバランスBKT
ダイナミックレンジBKT
フォーカスBKT
AEブラケティング

BKT選択AEブラケティングのときの撮影コマ数などを設定できます。

サブメニュー 内容
コマ数/ステップ数設定

AE ブラケティングで撮影するコマ数と明るさの変化量(ステップ数)を設定できます。

コマ数:撮影するコマ数を選びます。

ステップ数:明るさの変化量を選びます。

1 コマ/連続

1コマ:シャッターボタンを押すたびに1枚ずつ撮影します。

連続:シャッターボタンを1度押すと、コマ数/ステップ数設定の設定にしたがって連続撮影します。

撮影順序設定 AEブラケティングの撮影順序を設定できます。
ISOブラケティング

BKT選択ISOブラケティングのときの変化量を設定します。

設定値
±⅓
±⅔
±1
フィルムシミュレーションBKT BKT選択フィルムシミュレーションBKTのときに撮影する3枚の画像に対するフィルムシミュレーションの設定をそれぞれ設定します(フィルムシミュレーション)。
ホワイトバランスBKT

BKT選択ホワイトバランスBKTのときの変化量を設定します。

設定値
±1
±2
±3
フォーカスBKT

BKT選択フォーカスBKTのときの撮影コマ数などを設定できます。

サブメニュー 内容
コマ数

撮影するコマ数を選びます。

ステップ

ピントの変化量を選びます。

撮影間隔 次の撮影までの時間を選びます。

撮影中は、ズーム操作を行わないでください。

同梱のフラッシュは発光しません。

コマ数/ステップとピント位置の関係について

コマ数/ステップとピント位置の関係は図のようになります。

ピント位置は、撮影開始位置から無限遠側に向かって移動します。

ステップの数値が小さいとピント位置の間隔は狭くなり、大きいと広くなります。

ピント位置が無限遠に到達すると、コマ数の設定に関わらず撮影を終了します。

セルフタイマー

シャッターボタンを全押ししてからセルフタイマーが開始されるまでの時間を設定できます。


  • 画面には、シャッターがきれるまでの秒数が表示されます。
  • タイマーを途中で止めるには、DISP/BACKボタンを押します。

設定 説明
2秒 シャッターボタンを全押ししてから2秒後にシャッターがきれます。シャッターボタンを押すときにカメラが動くのを防ぐときなどに使用します。セルフタイマー開始と同時にカメラ前面のセルフタイマーランプが点滅します。
10秒 シャッターボタンを全押ししてから10秒後にシャッターがきれます。撮影者を含めた集合写真を撮影するときなどに使用します。カメラ前面のセルフタイマーランプが点灯し、撮影直前に点滅します。
OFF セルフタイマーを使用しません。

シャッターボタンを押すときは、レンズの前に立たないでください。ピントが合わなかったり、適正な明るさにならなかったりすることがあります。

セルフタイマー設定は、電源をオフにすると自動的に解除されます。

インターバルタイマー撮影

設定した時間ごとに自動撮影するインターバルタイマー撮影の撮影間隔撮影回数を設定できます。

  1. 撮影メニューから撮影設定 > インターバルタイマー撮影を選び、MENU/OKボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影の設定画面が表示されます。

  2. で撮影間隔と撮影回数を設定し、MENU/OKボタンを押します。

    開始時間設定画面が表示されます。

  3. で開始時間を設定し、MENU/OKボタンを押します。

    インターバルタイマー撮影が開始されます。

バルブ撮影、多重露出撮影のインターバルタイマー撮影はできません。また、連写でインターバルタイマー撮影すると、1回の撮影は1コマ撮影となります

三脚のご使用をおすすめします。

撮影中のバッテリー切れに注意してください。縦位置パワーブースターグリップ VPB-XH1に付属しているACパワーアダプターAC-9VSをご使用ください。

インターバルタイマー撮影中は画面の表示が消えます。撮影の数秒前になると画面表示が復帰します。

画面の表示が消えているときにシャッターボタンを押すと、画面表示が復帰します。

撮影回数をに設定すると、メモリーカードに空きがなくなるまで撮影します。

シャッター方式

使用するシャッター方式を変更できます。電子シャッターを使用すると、シャッター音を消して撮影できます。

設定 説明

メカニカルシャッター
メカニカルシャッターで撮影します。

電子シャッター
電子シャッターで撮影します。

電子先幕シャッター
シャッターボタンを押してから露光開始までの時間を短縮して撮影できます。

メカニカル
+電子
カメラが状況に応じてメカニカルまたは電子シャッターで撮影します。

電子先幕
+メカニカル
カメラが状況に応じて電子先幕またはメカニカルで撮影します。

電子先幕
+メカニカル
+電子
カメラが状況に応じて電子先幕メカニカル電子シャッターのいずれかを使って撮影します。

電子シャッターメカニカル+電子電子先幕+メカニカル+電子のいずれかに設定すると、シャッタースピードダイヤルを8000にしたあとにリアコマンドダイヤルで、より高速のシャッタースピードを選べます。電子先幕シャッターに設定していても高速シャッターを使用すると、メカニカルシャッターになります(シャッタースピード)。

電子シャッター使用時は、以下のことにご注意ください。

  • 動いている被写体を撮影すると、画像が歪んで撮影される場合があります。
  • 高速シャッター使用時においても、手持ち撮影すると画像が歪んで撮影される場合があります。三脚のご使用をおすすめします。
  • 瞬間的な光や、蛍光灯などの照明下では、帯状のムラが撮影されることがあります。
  • シャッター音を消して撮影できますが、被写体のプライバシーや肖像権などに十分ご配慮の上、お客様の責任でお使いください。

電子先幕シャッター使用時は、以下のことにご注意ください。

  • シャッタースピードが高速になるほど露光ムラが大きくなり、被写体のボケ像が欠けて写ることがあります。

電子シャッター使用時は、以下の機能制限があります。

  • ISO感度は12800~200に制限されます。
  • 電子シャッターで撮影されるときは、長秒時ノイズ低減は機能しません。
  • フラッシュは発光しません。

フリッカー低減

ONにすると、蛍光灯などの照明下で画面や画像に発生するちらつき(フリッカー現象)を低減します。

設定値
ON OFF

フリッカー低減をONにすると、撮影にかかる時間が長くなります。また、電子シャッターは使えません。

感度AUTO設定

感度ダイヤルをA(オート)に合わせたときの基準ISO感度上限ISO感度低速シャッター限界を設定できます。AUTO1AUTO2AUTO3にそれぞれ異なった値を設定できます。

設定 設定値 工場出荷時の設定値
AUTO1 AUTO2 AUTO3
基準ISO感度 12800 ~ 200 200
上限ISO感度 12800 ~ 400 800 1600 3200
低速シャッター限界 1/500 ~ 1/4秒、AUTO AUTO

基準ISO感度上限ISO感度を設定すると、その範囲内で最適な露出になるようにカメラが自動的にISO感度を設定します。また、低速シャッター限界では、ISO感度が自動で切り替わるシャッタースピードの低速側の限界値を設定できます。

上限ISO感度よりも基準ISO感度を高く設定している場合は、上限ISO感度で設定されているISO感度で撮影されます。

基準ISO感度上限ISO感度の範囲内でも最適な露出が得られない場合は、低速シャッター限界で設定したシャッタースピードよりも遅くなる場合があります。

低速シャッター限界AUTOにすると、レンズの焦点距離に応じてカメラが自動的に低速シャッター限界の値を設定します(手ブレ補正のON/OFFによって、設定は変わりません)。この時のシャッタースピードの目安は、「1/焦点距離」秒になります。

ブレ防止モード

手ブレを軽減します。

設定 説明
常時 常に手ブレ軽減を行います。
撮影時 撮影される瞬間のみ手ブレ軽減を行います。フォーカスモードがCのときは、シャッターボタン半押し時も手ブレを軽減します。
OFF 手ブレ軽減を使用しません。三脚使用時などカメラが固定されている場合は、ブレ防止モードをOFFにしてください。OFFのときは、が表示されます。

レンズに手ブレ補正のスイッチ(OIS スイッチ)がある場合、レンズ側の設定が優先されます。

手ブレ補正機能が動作すると、振動や動作音を感じることがあります。

マウントアダプター設定

別売のMマウントアダプター「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」を使用して、カメラ側に情報を送ることができないレンズを装着したときに、レンズに合わせて焦点距離をカメラに設定できます。

焦点距離設定

ご使用のレンズの焦点距離が21mm24mm28mm35mmのいずれかの場合は、マウントアダプター設定レンズ14からご使用のレンズの焦点距離を選んでください。

21mm24mm28mm35mm以外のレンズをご使用になる場合はレンズ5またはレンズ6を選び、を押して焦点距離設定メニューを表示させ、ご使用になるレンズの実焦点距離をで設定してください。

歪曲収差補正

画像の周辺部が歪んでしまう「歪曲収差」を補正できます。タル型糸巻き型の補正を、それぞれの3段階で補正できます。

色シェーディング補正

画像中央部と周辺部の色の違いなど(シェーディング)を画像の四隅それぞれ個別に補正できます。

補正方法

  1. リアコマンドダイヤルを回して、補正場所(画面の四隅)を選びます。三角マークで表示される隅をそれぞれ補正できます。

  2. で補正値(色・量)を設定します。画像中央部と周辺部の色の差がなくなるように調整してください。

    • レッド/シアン(横軸方向)–9+9の範囲でレッドとシアンの縁取りを補正します。
    • ブルー/イエロー(縦軸方向)–9+9の範囲でブルーとイエローの縁取りを補正します。

色シェーディング補正を効果的に行うためには、青空やグレーの紙など単色のものを撮影し、その画像で最適化してください。

周辺光量補正

画像の周辺光量を補正できます。補正量は、–5+50(ゼロ)の計11段階から選べます。

  • プラス側に補正すると周辺光量が上がり、オールドレンズでの補正に有効です。
  • マイナス側に補正すると周辺光量が下がり、古いレンズやピンホールカメラで撮影したような効果が得られます。

周辺光量補正を効果的に行うためには、青空やグレーの紙など単色のものを撮影し、その画像で最適化してください。

多重露出

2枚の画像を重ねて1つの画像に合成します。

  1. ドライブダイヤルをS(1コマ撮影)に合わせてから、撮影メニューから撮影設定 > 多重露出 > ONを選び、MENU/OKボタンを押します。

  2. 1枚目の画像を撮影します。

  3. MENU/OKボタンを押します。

    2枚目の撮影画面になります。

    1枚目の画像を撮り直す場合はを押してください。

    DISP/BACKボタンを押すと、1枚目の画像が保存され、多重露出撮影を終了します。

  4. 2枚目の画像を撮影します。

    1枚目の画像が撮影画面にうすく表示されているので、その画像を見ながら2枚目の画像の位置を調整してください。

  5. MENU/OKボタンを押します。

    2枚の画像を合成した画像が保存されます。

    2枚目の画像を撮り直す場合はを押してください。

    多重露出撮影を終了するには、多重露出OFFを選びます。

PC撮影時に多重露出撮影はできません(PC接続モード)。

ワイヤレス通信

無線LANを使ってスマートフォンと通信できます。スマートフォンと通信すると、以下の機能が使用できます。


スマートフォンを操作して、カメラで撮影

カメラからスマートフォンに画像を送信

スマートフォン側でカメラ内の画像を閲覧/取り込み

スマートフォンで取得した位置情報をカメラに送信

これらの機能を使用するには、スマートフォンにあらかじめ最新のスマートフォンアプリケーション「FUJIFILM Camera Remote」をインストールしておく必要があります。

「FUJIFILM Camera Remote」については、以下のサイトをご覧ください。

FUJIFILM Camera Remote