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動画撮影に関する設定を変更できます。


撮影画面でMENU/OKボタンを押して、(動画設定)タブを選びます。

メニューに表示される項目は、撮影モードによって異なります。

動画モード

撮影する動画の画像サイズとアスペクト比、フレームレート、ビットレートを変更できます。

  1. 撮影メニューから動画設定 > 動画モードを選び、MENU/OKボタンを押します。

  2. 動画の画像サイズとアスペクト比を選び()、を押します。

    • 16:917:9を選ぶと、それぞれアスペクト比16:9または17:9の4K動画を撮影します。
    • 16:917:9 を選ぶと、それぞれアスペクト比16:9または17:9のFULL HD動画を撮影します。
    • 16:9を選ぶと、アスペクト比16:9のHD動画を撮影します。
  3. でフレームレートを選び()、を押します。

    設定値
    59.94P 50P 29.97P 25P 24P 23.98P
  4. でビットレートを選び()、MENU/OKボタンを押します。

    設定値
    200Mbps 100Mbps 50Mbps

FULL HD ハイスピード撮影

FULL HDのハイスピード動画を撮影するかどうかを設定できます。素早く動く被写体の撮影や、肉眼では確認しづらい一瞬のアクションもスローモーションのような映像で楽しむことができます。バッティングのスイング、動きの速い昆虫や水流などの撮影に有効です。

設定 説明
2x59.94P
120P
フレームレートが120fpsまたは100fpsのFULL HD動画を記録します。再生時はそれぞれ2倍、4倍、5倍のスロー再生になります。記録時間は最長6分です。
2x50P
100P
4x29.97P
120P
4x25P
100P
5x24P
120P
5x23.98P
120P
OFF ハイスピード動画は撮影しません。

音声は記録されません。

フィルム シミュレーション(動画)

動画撮影時のフィルムシュミレーションの設定を変更できます。

設定 説明

PROVIA/
スタンダード
各フィルムの特徴は「フィルムシュミレーション」を参照してください。

Velvia/
ビビッド

ASTIA/
ソフト

クラシッククローム

PRO Neg. Hi

PRO Neg. Std

ETERNA/シネマ

ACROS

モノクロ

セピア

ダイナミックレンジ(動画)

撮影する動画のダイナミックレンジを変更できます。

設定 説明
100% それぞれの設定については「ダイナミックレンジ」を参照してください。
200%
400%

動画設定ダイナミックレンジ(動画)には、AUTO(自動調整)はありません。

200%はISO 感度がISO 400 以上ISO 12800以下、400%はISO 800 以上ISO 12800以下のときに設定できます。

動画設定 > F-Log撮影OFFの場合に設定できます。

ホワイトバランス(動画)

動画撮影時のホワイトバランスの設定を変更できます。

設定 説明
AUTO それぞれの設定については「ホワイトバランス」を参照してください。
//

ハイライトトーン(動画)

動画のハイライト部の調子を軟らかくしたり、硬くしたりできます。ハイライト部の調子を硬くしたいときは「+」側に、軟らかくしたいときは「-」側に設定します。

設定値
+4 +3 +2 +1 0 -1 -2

シャドウトーン(動画)

動画のシャドウ部の調子を軟らかくしたり、硬くしたりできます。シャドウ部の調子を硬くしたいときは「+」側に、軟らかくしたいときは「-」側に設定します。

設定値
+4 +3 +2 +1 0 -1 -2

カラー(動画)

動画の色の濃さを設定します。色を濃くしたいときは「+」側に、薄くしたいときは「-」側に設定します。

設定値
+4 +3 +2 +1 0 -1 -2 -3 -4

シャープネス(動画)

動画の輪郭をソフトにしたり、強調したりできます。輪郭を強調したいときは「+」側に、ソフトにしたいときは「-」側に設定します。

設定値
+4 +3 +2 +1 0 -1 -2 -3 -4

ノイズリダクション(動画)

高い解像感を優先するかノイズの少なさを優先するか、撮影者が重視するポイントによって、ノイズリダクションの強弱を調整できます。高感度における質感描写の調整ができます。よりノイズを低減してなめらかにしたいときは「+」側に、画像の輪郭を残したいときは「-」側に設定します。

設定値
+4 +3 +2 +1 0 -1 -2 -3 -4

F-Log撮影

ONにすると、撮影後の映像処理(ポストプロダクション)を前提としたやわらかいガンマカーブで、広い色空間の映像として記録されます。最低ISO 感度は800になります。

周辺光量補正(動画)

ONにすると、動画の周辺光量を補正します。

別売のMマウントアダプター「FUJIFILM M MOUNT ADAPTER」を使用して、カメラ側に情報を送ることができないレンズを装着した場合、ONにすると、撮影メニューの撮影設定 > マウントアダプター設定 > 周辺光量補正周辺光量補正)で設定した内容で、動画の周辺光量を補正します。

撮影した動画に縞模様が発生する場合はOFFにしてください。

フォーカスエリア選択(動画)

フォーカスモードがSまたはCのときに、動画撮影に使うピントを合わせるエリアの位置を変更できます。フォーカスモードがMのときは、ピントを合わせる位置や拡大表示する位置を変更できます。

動画AFモード

動画撮影時のピント合わせの方法を変更できます。

設定 説明
オートエリア カメラが自動的にピントを合わせます。
エリア選択 ピントを合わせるエリアを選べます。

AF-Cカスタム設定(動画)

動画撮影時にフォーカスモードをCに設定したときのピントの追従性を設定します。

被写体保持特性

AFエリアに距離差のある被写体以外のものが入ってきた場合、それまで追っていた被写体を保持するかどうかを決める特性です。被写体保持特性については、「AF-Cカスタム設定」の「各設定の特性について」の「被写体保持特性」を参照してください。

設定値
0 1 2 3 4

AF速度

AFでピントを合わせる速度を調整します。

設定値
-5 -4 -3 -2 -1 0 +1 +2 +3 +4 +5

プリAF(動画)

フォーカスモードと顔検出/瞳AF設定(動画)の設定により、カメラが自動的にONOFFを切り替えます。ONのときは、シャッターボタンを半押ししていないときもAFサーチを実行します。常にAFサーチが行われるため半押し後のピント合わせが速くなります。

ONのときは、バッテリーの消耗が早くなります。

顔検出/瞳AF設定(動画)

動画撮影時の顔検出の設定ができます。顔検出については、「顔検出/瞳AF設定」を参照してください。

設定 説明
顔検出ON/瞳AF OFF 顔検出のみ行い、瞳AFは行いません。
顔検出ON/瞳AF AUTO 選択できません。
顔検出ON/瞳AF 右目優先
顔検出ON/瞳AF 左目優先
顔検出OFF/瞳AF OFF 顔検出も瞳AFも使用しません。

動画撮影時はフォーカスモード切換レバーをSにしても、フォーカス設定 > 顔検出/瞳AF設定顔検出ONのときは、自動的にC(コンティニュアスAF)になります。また、フォーカスモードがMのときは、顔検出をONにしても顔検出は行われません。

MFアシスト(動画)

マニュアルフォーカス時(フォーカスモードがMのとき)のピント確認方法を設定します。デジタルスプリットイメージは選択できません。

設定 説明
スタンダード それぞれの設定については「MFアシスト」を参照してください。
デジタルスプリットイメージ
フォーカスピーキング

フォーカスチェック(動画)

ONにすると、マニュアルフォーカス時(フォーカスモードがMのとき)にフォーカスリングを回すと自動的に拡大表示され、動画撮影時のピントの確認がしやすくなります。

設定値
ON OFF

HDMI出力情報表示

ONにすると、動画をHDMIで出力したときに、カメラに表示されている情報表示をそのまま表示します。

設定値
ON OFF

4K映像出力先

カメラをHDMIケーブルで4K対応の外部レコーダーなどに接続する場合、4K映像をどのように記録またはHDMI出力するかを設定します。

設定 説明
4K FHD 4K映像はメモリーカードに記録され、外部レコーダーにはFULL HD映像が出力されます。
FHD 4K 4K映像は外部レコーダーに出力され、メモリーカードにはFULL HD映像が記録されます。
4K 外部レコーダーに4K映像が出力されますが、メモリーカードには記録されません。

あらかじめ、撮影メニューの動画設定 > 動画モード16:9または17:9を設定してください。

FULL HD映像出力先

カメラをHDMIケーブルで外部レコーダーなどに接続する場合、FULL HD映像をどのように記録またはHDMI出力するかを設定します。

設定 説明
FHD FHD FULL HD映像は、メモリーカードと外部レコーダーの両方に記録・出力されます。
FHD 外部レコーダーにFULL HD映像が出力されますが、メモリーカードには記録されません。

あらかじめ、撮影メニューの動画設定 > 動画モード16:9または17:9を設定してください。

4K HDMI出力解像度(スタンバイ時)

HDMIケーブルで4K対応の外部レコーダーなどとの接続時、スタンバイ中にHDMI出力解像度を4KからFULL HDに切り換えるかどうかを設定します。

設定 説明
スタンバイ中もHDMI出力解像度を4Kのまま維持します。
スタンバイ中はHDMI出力解像度をFULL HDに切り換えます。バッテリーの消耗を抑えます。

HDMIレックコントロール

動画撮影時に、シャッターボタンと連動して動画の開始/停止制御信号をHDMI機器に送るかどうかを設定します。

設定値
ON OFF

オーディオ設定

動画撮影時の音声に関する設定を変更できます。

内蔵マイクレベル設定

内部マイクの音量を調節できます。

設定 説明
AUTO カメラが自動的にマイクレベルを調節します。
マニュアル を押すと、マイクレベルを25段階から設定できます。
OFF マイクレベルをオフにします。

外部マイクレベル設定

外部マイクの音量を調節できます。

設定 説明
AUTO カメラが自動的にマイクレベルを調節します。
マニュアル を押すと、マイクレベルを25段階から設定できます。
OFF マイクレベルをオフにします。

マイクレベルリミッター

マイクへの音声信号の過大入力による音割れを抑制します。

設定値
ON OFF

風音低減

動画撮影時に風音によるノイズを低減して録音します。

設定値
ON OFF

ローカットフィルター

動画撮影時に低域ノイズをカットして録音します。

設定値
ON OFF

ヘッドホン音量

縦位置パワーブースターグリップ VPB-XH1を装着した際のヘッドホン使用時の音量(010)を設定します。

設定 説明
10~1 音量を1~10に設定します。
0 音量をオフに設定します。

タイムコード設定

動画撮影時の時間を表すタイムコード(時間/分/秒/フレーム)についての設定ができます。

タイムコード表示

ONを選ぶと、動画撮影画面や再生画面にタイムコードを表示します。

設定値
ON OFF

開始時間設定

タイムコード値を調整できます。

設定 説明
手動設定 を押すと、タイムコードの開始時間を手動で設定できます。
現在時刻 現在のカメラの時間/分/秒がタイムコードの開始時間になります。
リセット 00時間00分00秒にタイムコードをリセットします。

カウントアップ設定

タイムコードのカウントを動画撮影中のみ行うか、常時カウントを行うかを選べます。

設定 説明
レックラン 動画撮影中のみ、タイムコードのカウントを行います。
フリーラン 常時タイムコードのカウントを行います。

ドロップフレーム

動画のフレームレートが59.94P29.97Pの場合に、タイムコードのカウントと実際の映像時間に生じた小数点以下の部分の差のずれを補正するためにタイムコードを間引く(ドロップフレームを行う)かどうかを設定できます。

設定 説明
ON ドロップフレームを行います。タイムコードと映像時間を厳密に合わせたいときに選びます。
OFF ドロップフレームを行いません。

ドロップフレームの設定により、タイムコードの表示が異なります。

ON

OFF

動画のフレームレートが23.98Pの場合、ドロップフレームは常にOFFになります。

HDMIタイムコード出力

動画をHDMIで出力するときに、タイムコードを付加するかどうかを選びます。

設定値
ON OFF

タリーランプ

動画撮影中に点灯するランプの切り替え(インジケーターランプまたはAF補助光ランプ)や点灯または点滅の設定を変更できます。

インジケーターランプ

AF補助光ランプ

設定 説明
前面 OFF
背面
動画撮影中はインジケーターランプが点灯します。
前面 OFF
背面
動画撮影中はインジケーターランプが点滅します。
前面
背面
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプが点灯します。
前面
背面 OFF
動画撮影中はAF補助光ランプが点灯します。
前面
背面
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプが点滅します。
前面
背面 OFF
動画撮影中はAF補助光ランプが点滅します。
前面 OFF
背面 OFF
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプは消灯します。

動画サイレント操作

ONにすると、動画撮影中にカメラの操作音が記録されないように、タッチ操作で撮影時の設定を変えられます(ダイヤル操作は無効になります。)。動画サイレント操作で設定できる機能については、「動画サイレント操作」を参照してください。

設定値
ON OFF