クリップオンフラッシュ
別売のクリップオンフラッシュを使うと、ポップアップ式フラッシュよりも大光量の撮影ができます。別売のクリップオンフラッシュには、同調速度よりも高速シャッターに対応するFP(ハイスピードシンクロ)発光対応の製品や、単灯フラッシュとしてだけでなく、ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュとしてもご使用いただける製品もあります。
カメラでセットアップメニューを表示しているときなど、フラッシュのテスト発光ができない場合があります。
赤目補正について
暗い場所でフラッシュ撮影したときに、フラッシュの光が目の中で反射することにより瞳が赤く写る現象を「赤目現象」といいます。赤目現象を補正したいときは、Fフラッシュ設定 > 赤目補正をOFF以外に設定します。Gフォーカス設定 > 顔検出/瞳AF設定を顔検出ONに設定する必要があります。
フラッシュを設定する
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使用するフラッシュをカメラに接続します。
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撮影メニューのFフラッシュ設定 > フラッシュ機能設定を選びます。
カメラに接続しているフラッシュの状態により、表示されるメニューや設定可能な項目が異なります。
フラッシュ設定 説明 内蔵フラッシュ フラッシュをポップアップしている場合に表示されます。
シンクロターミナル フラッシュをポップアップしていない場合や、ホットシューに何も接続されていない場合、またはカメラに対応したクリップオンフラッシュ以外が接続されている場合に表示されます。
クリップオンフラッシュ 別売のクリップオンフラッシュを接続して、電源を入れている場合に表示されます。
MASTER
(光通信)富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応したマスターフラッシュを使用するときに表示されます。光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応している別売のクリップオンフラッシュを接続して、電源を入れている場合に表示されます。
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フラッシュの設定を変更します。
フォーカスレバーで変更する項目を選び、リアコマンドダイヤルで設定値を変更します。
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DISP/BACKボタンを押します。
フラッシュモードが設定されます。
シンクロターミナル
フラッシュをポップアップしていない場合や、ホットシューに何も接続されていない場合、またはカメラに対応したクリップオンフラッシュ以外が接続されている場合は、シンクロターミナルの設定画面が表示されます。
項目 | 設定/説明 |
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Aモード |
ホットシューX接点(シンクロターミナル)からトリガー信号を発行するかどうかを選びます。 M:撮影に同期して、ホットシューX接点(シンクロターミナル)からトリガー信号が発行されます。撮影は同調速度よりも長いシャッタースピードを使用する必要があります。また、発光時間の長いフラッシュ、応答の遅いフラッシュなどを使用する場合は、さらに遅いシャッタースピードを設定してください。 D:ホットシューX接点(シンクロターミナル)からトリガー信号を発行しません。 |
B同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。 H(先幕):シャッターが開いた直後にフラッシュが発光します。通常の撮影ではこちらを選んでください。 I(後幕):シャッターが閉じる直前にフラッシュが発光します。 |
クリップオンフラッシュ
別売のクリップオンフラッシュを使用するときに表示されます。
項目 | 設定/説明 |
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Aモード |
フラッシュに設定されている発光モードが表示されます。カメラで発光モードを変更できるフラッシュをご使用の場合は、発光モードを選択することができます。表示される内容や設定可能な項目はご使用されているフラッシュにより異なります。 TTL:TTL自動調光で発光します。調光補正で発光量を調整できます。 M:被写体の明るさやカメラ側の設定に関わらず、常に一定の光量で発光します。カメラで発光強度を変更できるフラッシュをご使用の場合は、発光量で発光強度を変更できます。 Multi:対応しているクリップオンフラッシュをご使用の場合、1回の撮影中に複数回発光(マルチ発光)します。 D:フラッシュを使用しません。フラッシュを使用しない設定が可能なフラッシュをご使用の場合に選択できます。 |
B調光補正/発光量 |
モードがTTLのときに、調光補正量を調整できます。撮影条件によっては調整可能範囲を超え、設定値が反映されない場合があります。EF-X20、EF-20、EF-42、EF-X500をご使用の場合は、フラッシュ本体での調光補正設定と合算した補正量が適用されます。 モードがMのときに、カメラで発光強度を変更できるフラッシュをご使用の場合は、フル発光(1/1)から1/512発光まで、1/3段ステップで発光強度を設定できます。状況によっては、フラッシュの発光強度を少量に設定すると、設定値が十分に反映されない場合がありますので、実際の撮影画像で確認してください。 モードがMultiのときに、カメラで発光強度を変更できるフラッシュをご使用の場合は、1/4発光から1/512発光まで1/3段ステップで発光強度を設定できます。状況によっては、フラッシュの発光強度を少量に設定すると、設定値が十分に反映されない場合がありますので、実際の撮影画像で確認してください。 |
C TTLモード |
TTL撮影の発光モードを選びます。カメラの撮影モード(P、S、A、M)によって選択可能な設定が異なります。 E(フラッシュ発光AUTO):被写体の明るさに応じて、発光・非発光の判断を含めて適切な発光をカメラが自動で制御します。被写体が十分に明るい場合、フラッシュは発光しません。フラッシュが発光するときは、シャッターボタンを半押しすると、画面に F が表示されます。 F(スタンダード):一般的なフラッシュ撮影に使用します。発光強度はカメラが自動でコントロールします。カメラのシャッターボタンを押したときに、フラッシュが充電されていないときは、撮影を優先して非発光で撮影します。 G(スローシンクロ):夜景と人物の両方をきれいに撮影できます。カメラのシャッタースピードが低速に設定されます。カメラのシャッターボタンを押したときにフラッシュが充電されていないときは、撮影を優先して非発光で撮影します。 |
D同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。 H(先幕):シャッターが開いた直後にフラッシュが発光します。通常の撮影ではこちらを選んでください。 I(後幕):シャッターが閉じる直前にフラッシュが発光します。 R(AUTO FP(HSS)):FP(ハイスピードシンクロ)に対応したフラッシュを接続している場合に選択できます。シャッタースピードに応じて、FP(ハイスピードシンクロ)と先幕を自動で切り替えます。シャッタースピードがフラッシュ同調速度より速い場合は、自動でFPになります。モードがMultiのときは、先幕となります。 |
Eズーム設定 |
照射角ズームに対応したフラッシュをご使用の場合に照射角設定が表示されます。カメラで設定変更が可能なフラッシュをご使用の場合は、照射角ズームを設定できます。AUTOの設定では、カメラに取り付けているレンズの焦点距離に応じて自動で照射角が変更されます。 |
F配光設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、撮影画角に対するフラッシュ光の配光(照射角)特性を変更できます。 J(光量優先):フラッシュの照射角を若干狭めに設定して到達距離を稼ぎます。 K(スタンダード):撮影画角に対して最適な照射角にします。 L(配光優先):照射角を若干広めにして撮影画面全体の配光の均一性を高めます。 |
GLEDライト設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、フラッシュ内蔵のLEDライトの用途を設定できます。 M(キャッチライト):キャッチライトのみ使用します。 N(AF補助光):AF補助光のみ使用します。 O(AF補助光 + キャッチライト):AF補助光とキャッチライトの両方を使用します。 OFF:どちらも使用しません。 |
GTIMES * |
モードがMultiのときに、1回の撮影における発光回数を設定します。 |
HHz * |
モードがMultiのときに、発光周波数を設定します。 |
* フラッシュの能力を超えた設定を行った場合は、フラッシュ側で設定が調整される場合があります。
MASTER(光通信)
富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュを接続している場合に表示されます。
富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムでは、マスターフラッシュとリモートフラッシュ間の光通信チャンネルをCH1~CH4から設定することができます。近隣で本フラッシュシステムを使用している場合の混信による誤動作を防いだり、複数のフラッシュシステムを使い分ける際に便利です。
また、システムを構成するフラッシュをA、B、Cの3つのグループに分けて、グループごとに発光モード、発光量を設定できます。
項目 | Description |
---|---|
AAグループモード BBグループモード CCグループモード (発光モード) |
それぞれのグループの発光モードを設定します。A、BグループはTTL/TTL%/M/Multi/OFFから選択できます。CグループはTTL/M/Multi/OFFから選択できます。 TTL:TTLを設定したグループのフラッシュはTTL自動調光で発光します。グループごとに調光補正を設定できます。 TTL%:AまたはBグループでTTL%を設定すると、AグループとBグループの発光を光量比で設定できます。またA、Bグループ全体として調光補正を設定できます。 M:Mを設定したグループのフラッシュは、被写体の明るさやカメラ側の設定に関わらず、常に一定の光量で発光します。 Multi:A、BまたはCグループをMultiに設定すると、システム全体がマルチ発光モードになります。マルチ発光モードでは1回の撮影中に複数回発光させることができます。 D:OFFを設定したグループのフラッシュは発光しません。 |
DAグループ調光補正/発光量 EBグループ調光補正/発光量 FCグループ調光補正/発光量 (発光強度) |
グループごとに設定されるモードに応じて、調光補正や発光強度が設定できます。 モードがTTLに設定されているときは調光補正を設定できます。 モードがM/Multiに設定されているときは発光強度を設定できます。 モードがTTL%に設定されているときは光量比と調光補正が設定できます。 補正量、発光強度の設定がフラッシュの調整能力を超える場合には、十分に調整できない場合がありますので、実際の撮影画像で確認してください。 |
GTTLモード |
TTL撮影の発光モードを選びます。カメラの撮影モード(P、S、A、M)によって選択可能な設定が異なります。 E(フラッシュ発光AUTO):被写体の明るさに応じて、発光・非発光の判断を含めて適切な発光をカメラが自動で制御します。被写体が十分に明るい場合、フラッシュは発光しません。フラッシュが発光するときは、シャッターボタンを半押しすると、画面に F が表示されます。 F(スタンダード):一般的なフラッシュ撮影に使用します。発光強度はカメラが自動でコントロールします。カメラのシャッターボタンを押したときに、フラッシュが充電されていないときは、撮影を優先して非発光で撮影します。 G(スローシンクロ):夜景と人物の両方をきれいに撮影できます。カメラのシャッタースピードが低速に設定されます。カメラのシャッターボタンを押したときにフラッシュが充電されていないときは、撮影を優先して非発光で撮影します。 |
H同調モード |
フラッシュが発光するタイミングを選びます。 H(先幕):シャッターが開いた直後にフラッシュが発光します。通常の撮影ではこちらを選んでください。 I(後幕): シャッターが閉じる直前にフラッシュが発光します。 R(AUTO FP(HSS)):FP(ハイスピードシンクロ)に対応したフラッシュを接続している場合に選択できます。シャッタースピードに応じて、FP(ハイスピードシンクロ)と先幕を自動で切り替えます。シャッタースピードがフラッシュ同調速度より速い場合は、自動でFPになります。モードがMultiのときは、先幕となります。 |
Iズーム設定 |
照射角ズームに対応したフラッシュをご使用の場合に照射角設定が表示されます。また、ご使用のフラッシュによっては、カメラで照射角ズームを設定できます。AUTOの設定では、カメラに取り付けているレンズの焦点距離に応じて自動で照射角が変更されます。 |
J配光設定 |
本機能に対応しているフラッシュをご使用の場合は、撮影画角に対するフラッシュ光の配光(照射角)特性を変更できます。 J(光量優先):フラッシュの照射角を若干狭めに設定して到達距離を稼ぎます。 K(スタンダード):撮影画角に対して最適な照射角にします。 L(配光優先):照射角を若干広めにして撮影画面全体の配光の均一性を高めます。 |
KMASTER設定 |
モードがTTL、TTL%、Mのときに、富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムのマスターフラッシュとして使用する際の、発光グループを設定できます。富士フイルムの光通信方式ワイヤレス多灯フラッシュシステムに対応したクリップオンフラッシュを接続している場合に設定できます。 Gr A:Aグループに設定します。 Gr B:Bグループに設定します。 Gr C:Cグループに設定します。 OFF:撮影時には、撮影画像への影響を最小限に抑えた微小光量で発光します。 |
KTIMES |
モードがMultiのときに、1回の撮影における発光回数を設定します。 |
LCH設定 |
マスターフラッシュとリモートフラッシュ間の光通信チャンネルを設定します。近隣で本フラッシュシステムを使用している場合の混信による誤動作を防いだり、複数のフラッシュシステムを使い分けたりする際に便利です。 |
LHz |
モードがMultiのときに、発光周波数を設定します。 |