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動画撮影に関する設定を変更できます。


動画撮影画面でMENU/OKボタンを押して、B(動画設定)タブを選びます。


動画設定一覧

現在の動画撮影の設定を一覧表示します。

動画のクイックメニューが表示されているときにDISP/BACKボタンを押しても表示できます。

動画モード

撮影する動画の画像サイズとアスペクト比、フレームレートを変更できます。

  1. 撮影メニューからB動画設定 > 動画モードを選び、MENU/OKボタンを押します。

  2. フォーカスレバーの上下で動画の画像サイズとアスペクト比を選び(A)、フォーカスレバーを右に動かします。

    • J16:9を選ぶと、アスペクト比16:9の6.2K動画を撮影します。
    • T16:9W17:9を選ぶと、それぞれアスペクト比16:9または17:9の4K高画質動画を撮影します。
    • V16:9117:9を選ぶと、それぞれアスペクト比16:9または17:9の4K動画を撮影します。
    • W16:9W17:9を選ぶと、それぞれアスペクト比16:9または17:9のFULL HD動画を撮影します。
  3. フレームレートを選び(B)、MENU/OKボタンを押します。

    設定値
    23.98P 24P 25P 29.97P 50P 59.94P

フレームレートは、動画モードによって選択できる設定値が異なります。

ハイスピード撮影

ハイスピード動画を撮影するかどうかを設定できます。素早く動く被写体の撮影や、肉眼では確認しづらい一瞬のアクションもスローモーションのような映像で楽しむことができます。ONを選ぶと撮影時と再生時のフレームレートをそれぞれ設定できます。

ON HDMI ONLYを選ぶとHDMI端子に接続した外部レコーダーにのみ出力することができます。このとき、再生時のフレームレートは選べません。

画像サイズ

設定値
W16:9 W17:9

撮影時

設定値
100P 120P 200P 240P

再生時

設定値
23.98P 24P 25P 29.97P 50P 59.94P

音声は記録されません。

撮影1秒に対し、設定されたビットレートを目標に圧縮してメモリーカードに記録します。

再生フレームレートによって選択できる撮影フレームレートが変わります。

Fセルフタイマー

シャッターボタンを全押ししてから録画が開始されるまでの時間を設定できます。

  • 画面には、シャッターがきれるまでの秒数がカウントダウン表示されます。
  • タイマーを途中で止めるには、DISP/BACKボタンを押します。

設定値
3秒 5秒 10秒 OFF

メディア記録設定

動画の記録先やファイル形式、圧縮方式、ビットレートについての設定ができます。

動画の記録先

撮影した動画の記録先や記録方法、出力先を設定できます。

設定 説明
Z メモリーカードにのみ保存します。
U HDMI端子に接続した機器にのみ出力します。

ファイル形式、圧縮方式

動画のファイル形式や、圧縮方式を設定できます。

設定 説明
H.264 ALL-I 420 MOV 再生互換性が高い圧縮方式です。4:2:0 8bitデータをALL-Iで圧縮します。
H.264 LongGOP 420 MOV 再生互換性が高い圧縮方式です。4:2:0 8bitデータをLong GOPで圧縮します。
H.264 LongGOP 420 MP4 WEBへのアップロードなどに適した動画を撮影できます。
H.265 ALL-I 420 MOV H.264よりも圧縮効率が高い圧縮方式です。4:2:0 10bitデータをALL-Iで圧縮します。
H.265 LongGOP 420 MOV H.264よりも圧縮効率が高い圧縮方式です。4:2:0 10bitデータをLong GOPで圧縮します。
H.265 ALL-I 422 MOV H.264よりも圧縮効率が高い圧縮方式です。4:2:2 10bitデータをALL-Iで圧縮します。
H.265 LongGOP 422 MOV H.264よりも圧縮効率が高い圧縮方式です。4:2:2 10bitデータをLong GOPで圧縮します。

HDMI端子に接続した機器には、H.264の場合は4:2:2 8bit、H.264以外の場合は4:2:2 10bitで出力します。

ALL-Iは撮影したコマを1 コマずつ圧縮する方式です。データ量は大きくなりますが、各コマのデータが保存されているので編集を前提とした動画撮影に適しています。

Long GOPは良好な画質と高い圧縮率を備えた圧縮方式です。データ量は小さく、長時間の撮影に適しています。

動画モードハイスピード撮影F-Log/HLG撮影の設定によって、設定できるファイル形式や圧縮方式が異なります。

ビットレート

動画のビットレートを設定できます。

設定値
50Mbps 100Mbps 200Mbps 360Mbps

ビットレートはハイスピード動画や圧縮方式の設定によって選択できる設定値が異なります。映像によっては設定値より低い値となる場合があります。

HDMI出力設定

HDMI端子に接続した機器に撮影画面を出力する場合の設定ができます。

HDMI出力情報表示

ONにすると、動画をHDMIで出力したときに、カメラに表示されている情報表示をそのまま表示します。

設定値
ON OFF

HDMIレックコントロール

動画撮影時に、シャッターボタンと連動して動画の開始/停止制御信号をHDMI機器に送るかどうかを設定します。

設定値
ON OFF

RAW出力設定

HDMI端子に接続した外部レコーダー用にRAW動画を出力するかどうかを設定します。

設定 説明
RAW出力設定 ATOMOS Atomos社製の外部レコーダー用のRAW動画を出力します。
RAW出力設定 Blackmagic Blackmagic design社製の外部レコーダー用のRAW動画を出力します。
OFF RAW動画を出力しません。

動画の画像サイズは自動的に6.2Kに変更されます。

RAW出力時はメモリーカードに記録できません。

RAWで撮影された映像は、カメラ内部の画像補正処理が反映されません。

ISO 感度はISO 800以上、ISO 12800以下になります。

外部レコーダーの表示画質は、外部レコーダーの仕様にもとづいてRAWから作られる映像であり、最終的なポストプロダクションなどで得られる映像を再現できない場合があります。

HDMI出力にRAWを選んだときは、カメラの画面の拡大表示機能は使用できません。

RAWで撮影された映像を、対応している外部レコーダー以外でHDMI出力すると、モザイク画像が表示され正しく表示できません。

RAW出力時は動画モード、ハイスピード撮影は無効になります。

動画クロップ倍率固定モード

動画のクロップ倍率を1.25倍に固定します。動画設定を変更したときに撮影範囲を合わせやすくなります。

設定値
ON OFF

F-Log/HLG撮影

F-Log撮影およびHLG(Hybrid Log-Gamma)による映像をどのように記録またはHDMI出力するかを設定します。

設定 説明
t メモリーカードと外部レコーダーの両方にフィルムシミュレーション映像が記録・出力されます。
u メモリーカードと外部レコーダーの両方にF-Logで撮影された映像が記録・出力されます。
v メモリーカードと外部レコーダーの両方にF-Log2で撮影された映像が記録・出力されます。
w メモリーカードと外部レコーダーの両方にHLGで撮影された映像が記録・出力されます。

F-LogおよびFLog2は、撮影後の映像処理(ポストプロダクション)を前提としたやわらかいガンマカーブで、広い色空間の映像になります。FLog2F-Logよりもダイナミックレンジが広いガンマカーブです。F-LogはISO感度がISO 500以上、ISO 12800以下、FLog2はISO感度がISO 1000以上、ISO 12800以下になります。

HLG(Hybrid Log-Gamma)は、国際標準規格(ITU-R BT2100)に準拠した動画撮影方式のひとつです。HLG方式で記録した映像をHLG対応ディスプレイで再生することで、明暗差の大きいシーンや、彩度が高い被写体においてリアリティのある高品位な映像を表現できます。ISO感度はISO 800以上、ISO 12800以下になります。

フィルムシミュレーションの映像(P)は、撮影メニューのH画質設定 > Fフィルム シミュレーションで選んでいる設定になります。

データレベル設定

撮影する動画の信号値の範囲を設定できます。

設定 説明
ビデオレンジ 動画の階調を8bitの場合は16~235、10bitの場合は64~940の制限された範囲で記録します。
フルレンジ 動画の階調を8bitの場合は0~255、10bitの場合は0~1023の範囲で記録します。

F測光

静止画撮影メニューと同じ機能ですが、動画撮影用に設定してください(a測光モードを変更)。

FフリッカーレスS.S.設定

静止画撮影メニューと同じ機能ですが、動画撮影用に設定してください(aフリッカーレスS.S.設定(静止画))。

設定値
ON OFF

Fブレ防止モード

手ブレ補正のモードを設定します。

設定 説明
IBIS/OIS センサーシフト式(IBIS)と光学式(OIS)のブレ補正を行います。OISを搭載していないレンズを使用している場合は、IBISでブレ補正を行います。
IBIS/OIS + DIS IBISとOISに加え、電子式(DIS)のブレ補正を行います。動画モードに応じて画角がクロップされます。大きな手ブレを補正することができます。
OFF ブレ補正を行いません。OFFのときは、xが表示されます。

レンズに手ブレ補正のスイッチ(OISスイッチ)がある場合、レンズ側の設定が優先されます。

手ブレ補正機能が動作すると、振動や動作音を感じることがあります。

Fブレ防止モードブースト

手ブレ補正の強さを設定します。

設定 説明
ON 構図を固定して撮影する場合に適しています。
OFF 構図を変えながら撮影する場合に適しています。

ブレ防止モードブーストを割り当てたファンクションボタンを押すと、動画撮影中に設定を切り替えることができます(aファンクション機能)。

F感度

光に対するISO感度を変更できます。

設定 説明
H (25600) 拡張感度を設定できます。標準感度よりもダイナミックレンジが狭くなったり、ノイズが多くなったりする場合があります。
125~12800 設定値を選べます。設定した値は、画面に表示されます。
AUTO 被写体の明るさに応じてISO感度(ISO125~ISO12800)が自動的に設定されます。

ゼブラ設定

動画モードの画面に、露出オーバーで白とびが発生しそうな高輝度部分を縞状のパターン(ゼブラ)で表示できます。

設定 説明
ゼブラ右 右上がりのゼブラ表示になります。
ゼブラ左 左上がりのゼブラ表示になります。
ゼブラ表示しません。

ゼブラレベル

ゼブラ設定のゼブラレベル(輝度レベル)を設定します。

設定値
50 55 60 65 70 75 80 85 90 95 100

動画専用操作モードoL

ONにすると、コマンドダイヤルとタッチ操作で撮影時の設定を変更できます。動画撮影時、カメラの操作音を記録したくないときに便利です(a動画専用操作モードoL)。

設定値
ON OFF

FREC枠表示

ONにすると、動画の撮影中であることを示す赤い枠を画面に表示します。

設定値
ON OFF

ハイスピード撮影時は緑色の枠が表示されます。

タリーランプ

動画撮影中に点灯するランプの切り替え(インジケーターランプまたはAF補助光ランプ)や点灯または点滅の設定を変更できます。

インジケーターランプ

AF補助光ランプ

設定 説明
前面 OFF
背面 z
動画撮影中はインジケーターランプが点灯します。
前面 OFF
背面 y
動画撮影中はインジケーターランプが点滅します。
前面 z
背面 z
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプが点灯します。
前面 z
背面 OFF
動画撮影中はAF補助光ランプが点灯します。
前面 y
背面 y
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプが点滅します。
前面 y
背面 OFF
動画撮影中はAF補助光ランプが点滅します。
前面 OFF
背面 OFF
動画撮影中はインジケーターランプとAF補助光ランプは消灯します。

Fカスタム選択

静止画撮影メニューと同じ機能ですが、静止画とは別に設定してください(axカスタム選択)。

Fカスタム登録/編集

静止画撮影メニューと同じ機能ですが、静止画とは別に設定してください(axカスタム登録/編集)。

Fカスタム登録内容の自動更新

静止画と共通のメニューです(aカスタム登録内容の自動更新(静止画))。

xFワイヤレス通信

静止画と共通のメニューです(axFワイヤレス通信(静止画))。